作業療法士(Occupational Therapists)とは?
病気や事故などによって身体機能が不自由になった方々に対して、日常生活活動能力(食事、排泄、更衣、整容、入浴等の身の回りの動作)や社会適応能力(家事や外出、復職、復学など)の回復を図るため、作業活動を用いて治療や援助を行う専門職です。現在、当院には32名の作業療法士が在籍しています。
対象となる病気
脳血管障害、脳外傷、脳腫瘍等の後遺症による高次脳機能障害や運動麻痺、骨折などの整形疾患、神経難病等の患者さんを対象に作業療法を提供しています。
訓練内容
- 身体機能へのアプローチ
発症早期より集中的な訓練を行い、機能回復を図ります。 - 日常生活動作へのアプローチ
日常生活に必要な活動の訓練や助言により自立生活の基盤作りを支援します。 - 社会参加へのアプローチ
家事動作訓練や復職・復学への援助を行い、社会参加を支援します。
当院における作業療法の特徴
患者さんを中心にリハビリテーションチームの一員として多職種と連携し、自宅や社会へ復帰できるように生活の再構築を支援します。「自分らしい」活き活きとした生活を送ることができるよう、生活の方法をともに考えていきます。
資格取得
- AMPS:1名
- A-ONE:1名
- ケアマネジャー:1名
- 園芸療法士:1名
- アクティビティーインストラクター:1名
- 住環境コーディネーター2級:2名
学会等発表実績
- リハビリテーション・ケア合同研究大会茨城2016
「重度両片麻痺を呈した患者の夫が退院後の在宅生活イメージを獲得するまでの関わり」 - 第13回 熊本作業療法士学会
「くらしを支える~“ひと”と“まち”の明日をつくる作業療法士の可能性」口述発表