理事長ご挨拶
理事長に専念して地域リハビリテーションに邁進します
2024年7月から院長をリハビリテーション科の小原先生にバトンタッチして理事長に専念することにしました。わたしは今後、地域リハビリテーションに力を注ぎたいと思ったからです。目の前に2025年問題が迫っています。ご存知のように後期高齢者が1.5倍になり、その中でもフレイルは10%、プレフレイルは40%との報告があり合わせてなんと50%の方が要介護の一歩手前ということになります。熊本県も、熊本市も多くのフレイル予防のパンフレットを作成して啓発をしているのは、ご存知のこととおもいます。
そこで私たちは、熊本県地域リハビリテーション広域支援センターから『転倒骨折しない街づくり』というテーマで転倒骨折予防事業を始めることにしました。2年間で熊本県から予算もつけていただきました。ひろく一次転倒骨折の予防の啓発活動をしたいとおもっています。転倒骨折の60%は住みなれた自宅で起こっています。高齢者の一人暮らしは33%、高齢者夫婦の家庭も33%になり、転倒骨折したら長期間の入院が必要ですし、自宅に帰れなくなり、病院の病床が骨折後の患者さんで逼迫することも十分考えられます。転倒骨折は、病気ではなく事故なので予防は可能と考えます。
皆さん、『家で転ばないようにしようね!』を合言葉に地域リハビリテーションの活動を広くすすめたいと思っています。皆さんのご協力が必要です。私たちの地域は私たち自身で守りましょう!
医療法人 堀尾会
理事長 平田 好文