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脳神経外科

当院の脳神経外科の柱は下記の5つです。

  1. 特発性正常圧水頭症に対するシャント術---なおる歩行障害、認知症
  2. 脊髄電機刺激療法---痛みの治療
  3. バクロフェン持続髄注療法---痙縮(つっぱり)の治療
  4. 脳ドック---脳疾患の予防医学
  5. その他(頭痛、めまい、頭部外傷など)

当院の脳神経外科は、急性期病院の脳神経外科と異なり、主にリハビリテーションという観点から、生活の質(QOL)向上をめざす手術を、熟練した脳神経外科専門医3名(キャリアは、30年以上が2名と20年が1名)で行っております。

第一に、パーキンソン病、パーキンソン症候群、アルツハイマー型認知症などの疾患と混同されやすい特発性正常圧水頭症に対するシャント術です。この疾患は、疫学調査で、高齢者(>65歳)の約1%に存在するとされ、特にこの5~6年でクローズアップされてきた疾患です。歩行障害、認知症、尿失禁が代表的な症状です。

また、脳卒中後、外傷後、脊椎疾患などに付随する慢性難治性疼痛ならびに痙縮(筋肉のつっぱり)に対しても、積極的な治療を行っています。すなわち、慢性難治性疼痛に対しては、脊髄電機刺激療法(脊髄の硬膜の外側に電極を置き通電する)、痙縮に対しては、ボトックス注(ボツリヌス注射)やバクロフェン持続髄注療法(髄腔内にカテーテルを挿入し、持続的にバクロフェンを注入する)を行っています。「特発性正常圧水頭症」に対するシャント術、脊髄電機刺激療法は、全国的にもトップレベルの症例数をもっており、バクロフェン持続髄注療法は熊本県では当院が唯一の施設になっております。

 脳疾患の予防医学(脳ドック)にも積極的に取り組んでおります。脳ドックは、熊本県下でもいち早く平成22年5月に日本脳ドック学会の認定施設になり(現在、熊本県で6施設)、脳の健康管理のお手伝いをしております。平成25年5月からは、熊本県下では初のNew Vantage Titan(TOSHIBA)1.5テスラが導入され、高画質での脳の評価が可能となっております。この機種の特徴は、体が入る穴がこれまでよりも大きく(70cm)、且つ奥行きも短く(150cm)、これまで閉所恐怖症の方にもやさしい作りになっており、音も静かで快適に検査を受けることができます。

当院の脳ドックの特徴は、スピーディな対応と低コストです。すなわち、予約から健診までの期間が約1カ月程度で、空きがあれば、1週間以内でも対応可能です。コスト面では、脳ドックのガイドラインの必須項目をいれても約3万7000円程度で設定しております。その他、通常の頭痛(片頭痛など)、めまい(中枢性、末梢性)、頭部外傷(軽度)なども診察いたします。

病院長
平田 好文(ひらた よしふみ)

資格・認定

  • 日本リハビリテーション医学会 専門医・認定医・指導医
  • 日本脳神経外科学会 専門医

所属学会

  • 日本リハビリテーション医学会
  • 日本脳神経外科学会
  • 日本正常圧水頭症学会

脳神経外科部長
村上 雅二(むらかみ まさじ)

資格・認定

  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本脳卒中学会 専門医
  • 日本頭痛学会 認定頭痛専門医

所属学会

  • 日本脳神経外科学会
  • 日本脳神経外科漢方医学会
  • 日本脳神経外科認知症学会
  • 日本脳神経外科コングレス
  • 日本脳卒中学会
  • 日本正常圧水頭症学会
  • 日本頭痛学会
  • 日本東洋医学会
  • 日本脳ドック学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本ニューロモデュレーション学会

脳神経外科医長
國徳 尚子(くにとく なおこ)

資格・認定

  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本リハビリテーション医学会 認定医

所属学会

  • 日本脳神経外科学会
  • 日本リハビリテーション医学会
  • 日本脳神経外科コングレス
  • 日本正常圧水頭症学会
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