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地域づくりセンター

 地域づくりセンターは、時代に合せた地域づくりを病院からはじめることで、地域住民の社会参加を見据えた暮らしを支える(新しい地域リハビリテーション体制の構築)環境づくりを目指し、令和2年7月に設立されました。
 以下、取り組みを紹介します。

地域活動支援への取り組み

熊本地域リハビリテーション広域支援センター(県指定)
 熊本県における地域リハビリテーションの推進体制整備によって平成13年度から業務委託を受けております。
 県下に17ヵ所か所(熊本市内、5ヵ所)の地域リハビリテーション広域支援センターの指定が行われ、市町村や関係機関、住民等に対し、地域リハビリテーションにかかる技術的な支援を行っています。
 現在は、熊本市東区を担当しております。
地域リハビリテーション広域支援センターの役割
  1. 市町村等が行う介護予防事業等に対する支援
     ・市町村等が行う住民向け研修会への講師派遣などの人的支援
     ・地域リハビリテーションの理念に基づき、住民向け研修会の開催など介護予防事業等の普及啓発
  2. 関係機関の従事者への支援
      関係機関の従事者に対して、介護予防事業等の効果的な実施や、リハビリテーションに関する知識についての相談対応、研修会の開催、情報誌の発行等の支援
  3. リハビリテーション関係機関、団体との連携
      地域のリハビリテーション関係機関、団体等との協働のための、関係者との連携。
 私たちは、地域リハビリテーションの推進のために地域リハビリテーション広域支援センターの活動と並行し、地域に根差した法人独自の地域リハビリテーション活動も実践しております。

在宅サービス自立支援への取り組み

目的
 訪問介護へのリハビリテーション専門職の同行訪問により、ご利用者の自立支援・重度化防止を目指すと同時に訪問介護員の技術の向上・統一化を目的としています。

実施内容
 訪問介護員にリハビリテーション専門職が同行し、ご利用者の生活機能と環境をアセスメントすることによって、介護内容の確認から残存能力を活かした介護方法を提案します。
 介護職とリハビリテーション専門職の連携にて自立支援を目指し取り組みます。

退院支援への取り組み

目的
  • 退院準備及び退院後支援として
 ⇒退院患者及び家族の不安の軽減や解消を目指して
 ⇒退院後の生活の再構築へのサポートを目指して
 ①食事 ②排泄 ③入浴 ④生活の活動性
 ⇒特に家庭(自宅内)での活動性の確立を目指して
  • 医師、看護師、セラピスト、MSW等、患者さんとご家族と一緒に生活の再構築を行うチームへの参画
実施内容
1.「生活予測」の作成と共有
 入院前情報をもとに「生活予測」を作成し、病棟チーム内で協議する  
ための資料としています。
①退院後の生活予測(日常生活動作・介護保険の介護度・退院先)
②退院に向けた留意点・リスク等
③退院後の在宅サービス(サービス内容、必要性など)
の項目からなり、早期に在宅生活に向けてのイメージを共有しています。
2.「病棟カンファレンス」への参画
 初回カンファレンスでは早期からの在宅生活のイメージを、定例のカンファレンスでは回復に合わせた在宅生活を、そして退院前カンファレンスに向けて在宅サービスなどの必要性や頻度等を提案しています。
3.継続的な分析と対応
 退院後は、在宅生活に定着するまで、もしくは社会参加に繋ぐために退院後のリハビリテーションは重要です。
 そのためリハビリテーションの継続が有効に行われているかなど調査・分析を行い、より良い退院支援に繋げられるよう、現在の課題や今後の対応について検討を行っています。

 ・リハビリテーションの継続率
 ・リハビリテーションの種目(訪問、通所、外来など)
 ・重症度の分類によるリハビリテーションの継続率
  などを調査・・・

入院前から退院支援における地域づくりセンターの役割と連携

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