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ボツリヌス療法のご紹介



■「痙縮」とは?

 脳卒中でよくみられる運動(機能)障害の一つに痙縮という症状があります。
痙縮とは筋肉が緊張しすぎて、手足が動きにくかったり、勝手に動いてしまう状態のことです。
痙縮では、手指が握ったままとなり開こうとしても開きにくい、肘が曲がる、足先が足の裏側のほうに曲がってしまうなどの症状がみられます。

痙縮による姿勢異常が長く続くと、筋肉が固まって関節の運動が制限され(これを拘縮といいます)、日常生活に支障が生じてしまいます。
また、痙縮がリハビリテーションの障害となることもあるので、痙縮に対する治療が必要となります。





■「ボツリヌス療法」とは?

ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌の作り出す天然たんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬(商品名:ボトックス)を、筋肉内に注射する治療法です。
ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があるため、注射した筋肉の緊張をやわらげる効果があります。
また局所投与のため全身性の副作用はほとんどみられません。効果は通常3〜4か月持続し、徐々に消失します。





■どのような診療・治療を行うのですか?

 全身の変化の把握と局所の変化を診断するために、通常の検査の他、レントゲン検査や血液検査などを行い、必要であればCT・MRI等の画像診断を積極的に行い、あらゆる角度から、痛みの原因を探ります。
治療に用いる手段として「神経ブロック」を始めとする、治療手術を用いて、痛みの治療を行います。






■治療による副作用はないのでしょうか?

 上半身の病気に効く「星状神経節ブロック」の場合、出血、気胸、感染等がありますが、専門医が治療を行えば、出血や気胸が起こる確率は少なくなります。
しかし、「抗凝固剤(血をサラサラにする薬)」を飲んでいる場合は、必ず医師に伝えましょう。
抗凝固剤を飲んでいると、血が止まりにくく、血のかたまりができたり、出血の可能性があるからです。
この他にも治療の方法、部位により副作用が変わってきますので、治療の際には事前に医師より説明を行います。

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